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最後から二番めの旅立ちに

9月20日

Oh, yeah, alright

Are you going to be in my dreams tonight?


三人の占い師から占い師になるように、と告げられた、酒が干されてパリッと乾いた魂は、今日も誰かの想いを受け、帆のように膨らみ、肉体を超えた存在の真実を証明する。リボルバー期のポール・マッカートニーの髪型の、鏡に映る好ましくも知らない顔。その目は柔らかな笑みにカーブしている。仲間への友愛を込めた仕事の後、明るい充実と笑いの余韻に、オレンジジュース中毒の散歩に出る。健康な食生活に絞られた身体は喜びを隠さず、最初の秋風が吹き、長袖のワイシャツに憧れ、走り出したくなる。涼しい海辺を通り街に出たら、何もかもが優しさに包まれた刺激的な音楽として感受され、そんな特別な音楽をつくれるような勇気が湧いてきて、道行く女性の目配せにも静かに落ち着いている。半端なベジタリアン志向者は商店街で買い物をして、部屋に戻ったらシャワーを浴び、入念に歯の手入れをする。清潔な寝衣でベッドに横たわりながら、壁に写したプロジェクターの光の栄養を心は摂取する。肉体と歴史と夢と倫理が焼き付けられた限りないようなフィルムの遺産への賛美と感謝。睡魔が訪れたら素直に深く眠り、朝は新しく手に入れた声で歌うために目覚める。


And in the end the love you take is equal to the love you make


確かに、私が照らして返す時間が、始まっていた。


歌詞引用:The End / The Beatles

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